WCS2016使用構築 Loto6
俺たちが信じたLOTO6
BIG6
<構築の成り行き>
ガルーラ+ファイアロー+グラードンの展開性能、火力性能を軸に構築を決めた。
トリックルームPTに対して強いポケモンが必要だったのでドーブル。
伝説枠はガルーラを炎技から守るためにゲンシカイオーガをチョイス、レックオーガに強めなポケモンが欲しかったのでボルトロスを使用したPTを使いました。
ただ、この6匹だとゼルネアスに薄すぎる(特にマンダゼルネ+ドーブルみたいな選出がきつい)、カイオーガがすぐに削られてグラードンに制圧される場合が多すぎるためカイオーガを変更しようと考えた。
カイオーガの代わりになり、ガルーラグラードンファイアローに強いボーマンダに対して強く、ゼルネアスに隙を見せない枠としてゼルネアスに変更した所謂BIGTを使用していました。
BIGTではレックオーガに対しての勝率は良いが、ゼルネアス入りに対して落としがち、相手のガルグラ選出に対してこちらもガルグラ選出で対処しないといけなく、50%の試合を迫られることになる、ボルトロスがミラーに対して有効ではないためボルトロスをボーマンダに変更して所謂Big6の形になった。
ポケモン | 技1 | 技2 | 技3 | 技4 | もちもの |
---|---|---|---|---|---|
ステータス | 特性 | ||||
備考 | |||||
ガルーラ | ねこだまし | グロウパンチ | やつあたり | かみくだく | メガ石 |
ようき AS252 D4 なつきど0 | きもったま | ||||
ドーブル | ダークホール | へんしん | おいかぜ | キングシールド | メンタルハーブ |
ずぶとい HB252 D4 S実数値84 なつきど0 めざめるパワー炎(氷推奨)個体 | ムラっけ | ||||
ボーマンダ | ハイパーボイス | すてみタックル | おいかぜ | まもる | メガ石 |
せっかち 173(20)-172(52)-135(0)-162(172)-112(12)-189(252) | いかく | ||||
グラードン | ふんか | だいちのちから | でんじは | まもる | 紅色の珠 |
おくびょう CS252 D4 | |||||
ファイアロー | ブレイブバード | ちょうはつ | おいかぜ | まもる | 命の珠 |
いじっぱり 157(28)-143(228)-92(4)-x-98(68)-169(180) | はやてのつばさ | ||||
ゼルネアス | マジカルシャイン | ムーンフォース | ジオコントロール | まもる | パワフルハーブ |
ひかえめ 233(252)-x-120(36)-170(28)-132(108)-130(84) | |||||
メガガルーラ きもったま
180-177(252)-120-X-121(4)-167(252) 陽気
カイオーガを使っていた時はかみくだくがまもるだったが、ドータクン入りに対して安定しなかったためかみくだくに変更した。
副産物としてゲンガーへ打点を持てるようになった。
A1UPかみくだく+2回シャインで大抵のドータクンが倒せることを意識して立ち回る。
けたぐりを耐える配分もあるが、グロウパンチを積まないでやつあたりを打つ試合が多い、耐久に振ったガルーラの素の火力の弱さに不便を感じていたのでAS。
ドーブル ムラっけ
162(252)-X-95(252)-X-66(4)-84 図太い
A252 A補正 ファイアローの珠ブレバ耐え
A252 A補正 ゲンシグラードンの断崖の剣 ダブルダメ耐え
-1 A252 無補正 親子愛 ガルーラの捨て身タックル耐え
ダークホール/へんしん/おいかぜ/キングシールド@メンタルハーブ
トリックルームを打った後にゲンシグラードン、カイオーガに上を取りダークホールを打つためにS84。
追い風下、ムラっ気でSが上昇した場合、ゼルネアス、ガルーラを抜きたい試合が多かったので84という数値にした。
変身はトリックルーム下のドータクン+カイオーガ対面で変身+噴火を打つために採用。
ガルーラ+ドーブルからグロウパンチ変身展開や、ジオコンゼルネ+変身、相手の麻痺したゼルネアスに変身することもします。
おいかぜは相手のクロバット入りにイージーウィンするため、裏からドーブルを出す際、相手としては猫だまし+動かす場合をケアして両守るする場合があるのでそれを読んで追い風を展開するのが強いので採用。
ファイアローがミラーを重視した構成にしたかったためよこどり、フレアドライブの両方を切らざるを得なかったのでドーブルにクロバット耐性を任せることしたのでメンタルハーブ+おいかぜで見ることに。
ガルーラドーブルという選出が猫だまし+ダークホールをケアして両守るを誘いやすいので猫だまし+追い風が比較的決まりやすく、次ターンからダークホール+グロウパンチを上から打つことができます。
キングシールドは単に守る技が欲しいと思ったので採用。
1試合目に見せてしまえば相手が警戒して後手後手の動きを強いることができる点が強いと思った。
ムラっ気で落とす試合(例としてトリックルーム下でSをあげたり追い風下でSを下げたり)よりムラっ気で取れた試合の方が多いと感じたのでムラっ気で採用。
特性の選択は本来の役割を遂行するためにマイペースの方が良いのではないかと迷いました。
ボーマンダ いかく
173(20)-172(52)-135(0)-162(172)-112(12)-189(252) せっかち
C252 補正無し ボルトロスのめざめるパワー氷を確定耐え
C252 補正無し ゼルネアスのフェアリーオーラマジカルシャインを最高乱数以外耐え
ガルーラグラードンという選出に対してどうしても出し負けるのでボーマンダを採用。
ボーマンダの採用によりミラーではまもるガルーラを選出していたが、ボーマンダを選出することに変更しガルーラのまもるを切ることができたのでこの選択は間違えではなかった。
ミラーとレックウザ以外に対してはあまり出さないのでミラーを考えた配分。
まもる+でんじはを打つ場面があるのでまもるは切れませんでした。
おいかぜはファイアローやクロバットに切り返すため、おいかぜからのグラードンの上から噴火が強いと思ったので採用。
A振り配分は襷を持ってないドーブルだとマッチで分かったとき、確実に倒しに行きたいのでAに振った。
ガルーラファイアローグラードンへの耐性、電磁波挑発+ボーマンダの相性がかなり俺好みでした。
グラードン おわりのだいち
175-X-180-202(252)-111(4)-156(252) おくびょう
ふんか/だいちのちから/でんじは/まもる
噴火のイージー性能 Bの高さ、フェアリー耐性、電磁波に干渉されない点から採用。
電磁波はジオコンゼルネアスに対して遅れをとられないように、HPが削れた場合電磁波の方が有効である場面や、ボーマンダレックウザ辺りに打って上から殴られないようにして起点を作るために採用。
副産物として相手のドータクン+カイオーガ(雨状態)VSグラードン+ゼルネアス対面で相手が守る+トリックルーム安定場面でこちらが電磁波を味方のゼルネアスに打ってジオコントロールを打ちトリックルーム下で相手のカイオーガを縛ったり、ドータクンのジャイロボールダメージを軽減(A振ってないと3割位しか減らない)したりできます。
このムーブが調整中に発見されてこのムーブを味方に打つなんて想定出来ない奇怪なプレイングから「ガイジジオコン」と名づけることにしました。
麻痺ったらまあまあ萎えます。
メガガルーラでも同様なムーブが可能です。
157(28)-143(228)-92(4)-x-98(68)-169(180) いじっぱり
c252 無補正 ゼルネアスのフェアリーオーラ +2ムーンフォースを確定耐え
追い風下s84ドーブル抜き
A177メガガルーラの親子愛グロウパンチ+珠ブレイブバードで 180-120メガガルーラを確定1発
ブレイブバード/ちょうはつ/おいかぜ/まもる @命の珠
ゼルネアスに強い枠、追い風からのグラードンガルーラのイージー性能を評価して採用。
挑発はゼルネアスとドータクンに対して打つ技、1度見せてしまえば先発からゼルネアスやドータクンが出しにくくなるためマッチで有効な技だと考えて採用。
Sはゼルネアスの上から挑発を打ちたい、相手のメガガルーラに不意打ちを打たれる前にブレイブバードを打ちたい、相手のS84に設定したドーブルがムラっ気でSを挙げられた場合抜かれると腹が立つのでS169に設定。
ゼルネアスに挑発を打った後にこちらのゼルネアスが一方的に積める盤面ができるのでとても強かった。
守るはファイアローを切りたくない場面や、相手の追い風ターンをずらすため、ファイアローへの集中を読んで打つ技、特に相手の猫+ドーブルに対してグラアローと出した場合両守るが安定するため採用。
ゼルネアス フェアリーオーラ
233(252)-x-120(36)-170(28)-132(108)-130(84) ひかえめ
A252 無補正 鉢巻レックウザのガリョウテンセイを確定耐え
C252 無補正 +2 フェアリーオーラムーンフォースを確定耐え
ミラーを意識した配分 Sは調整段階ではCをあげてS127まで抑えていたが、ミラーが発生した場合絶対に抜きたいのでSを130まで上げた。
基本的にファイアローグラードンで適度に削ったり追い風や電磁波を打ってから片方を縛りながら安全にジオコントロールを打つため耐久重視の配分。
構築では5番目に入った枠だが採用理由以上の働きをしてくれた(ジオコンしてないゼルネアスにムンフォ急所で先制技圏内に入るのほんまやめてくれな)
<雑感>
このルールは間違いなくゼルネアス、ガルーラ、グラードン、ファイアロー、ドータクン、ドーブル、ボーマンダ辺りが強いルールだと考えていました。
結果としてはゲンガー+ドータクン+カポエラーの組み合わせがTOPに入っていて少し違っていましたが、自分が信じて使い続けた構築は間違えではなかったと今でも思っています。
ただ、僕は日本一強だと信じて日本人さえメタれば絶対に勝てる。Showdownやレートで当たる外人のレベルからあまり重視しなくて良いと考えていました。
現地で見たwolfeのプレイングも構築も本当に素晴らしい、なんでお前去年優勝しなかったんだよと思うレベル。彼らは違うゲームをしているかのようで自分の弱さを実感しました。
おまけ
ガルガル猫に失敗し、こごえるかぜを避けることを祈るぼく