バトルロードグロリア本戦使用構築
- はじめに
今回の関東グロリア本戦はマッチ戦ということで不利な構築でも負けないようなPTパワーが高いスタンを選択しました。
- 構築経緯
色々な構築を回しているうちに半分回復の実手助けウインディ+エスパーZカプ・テテフの選出が強いと感じ構築の軸として決めました。
この2匹できついと思われるウツロイド、ガブリアス、カプ・テテフに強い枠としてテッカグヤ。
早いポケモンでスタンに入る一番強いポケモンとして命の珠カプ・コケコを採用しました。
ここまでで少しきついガブリアス、追い風PTへの切り替えしができるポリゴン2を入れました。
この5匹まではしっくり来たのですがラスト1枠にベトベトンに強い、相手のトリルアタッカーに負けないポケモンが求められていたので封印ベトベトンを入れましたが、相手のギガイアスがとてもきつい、雨、晴れPTへの勝率が余り良くなかったので最終的にギガイアスを採用しました。
ギガイアスの採用と共に相手のカビゴンで詰む問題が生じてしまったのでカプ・コケコの命の珠をこだわりメガネエレキボール型に変えてこの構築は完成しました。
- 個別解説
ウインディ いじっぱり 188-44-4-0-188-84 実数値(189-149-101-X-124-126) フィラのみ
いのちのたま 補正込みC252振り カプ・テテフのサイコキネシスが160-188
こだわりメガネ 無補正 カプ・コケコのフィールド補正込み10まんボルトが135-160(71.4%-84.6%)
いのちのたま 無補正 カプ・コケコのフィールド補正込み10まんボルトが118-140(62.4% ~ 74%)
無補正 カプ・コケコの10万ボルトZが175-207
ウインディのフレアドライブでHB252無補正カプ・テテフが79-94
最速61族(テッカグヤ)抜き抜き
フレアドライブ てだすけ おにび まもる
HとDに耐久を割いたウインディです。ウインディカプ・テテフ選出をする場合相手のカプ・テテフと対面した場合最低限の仕事ができないといけないのでD振り配分。デンキZ耐えまで振ってもよかったのですがフレアドライブ+フィールド無し10万ボルトで相手のHB控えめ眼鏡テテフを処理する場合があるのでそれの乱数幅を上げるためにA振り。
半分回復実の採用理由は相手の攻撃を受けてこちらのフレアドライブの反動でいい感じに回復するのが強いと思ったのでフィラの実。
コンセプトであるてだすけ+エスパーZをするためにてだすけ。
温存したり相手のZ技を受ける場面が出てくるためまもる。
相手のカプ・コケコがボルトチェンジを使用した場合交代で出てくるガブリアスの機能停止を図ったり威嚇を食らっても腐らない用におにび。
おにびの枠はしんそくだったのですがげべぼさんが前日のラストチャレンジ予選で使っていたのを見てBO3だと外して負けたとしても次の試合がある点が強いと感じ採用しました。
カプ・テテフ おくびょう 12-0-36-204-4-252(147-X-100-176-136-161) エスパーZ
無補正A252振りカミツルギの1段階下降スマートホーンを 122-146
無補正A252振り ガブリアスの1段階下降じしんZを123-145
カプ・テテフのフィールド(てだすけ)サイコキネシスZでH252D4カプ・レヒレが172-204 乱数1発 (87.5%)
カプ・テテフのフィールドてだすけサイコキネシスZでD補正H244D164(wolfeが使っていた配分)が175-207 乱数1発 (50%)
カプ・テテフのフィールドサイコキネシスでH0D0カプコケコが142-168 乱数1発 (87.5%)
カプ・テテフのフィールドてだすけサイコキネシスZでH0D0カプ・コケコが 409-483 (守った場合102-120)
カプ・テテフのフィールドてだすけサイコキネシスZでH0D4カプ・テテフが 143-168 乱数1発 (87.5%)
カプ・テテフのダブルダメージマジカルシャインで63-75 43.4%-51.7%
カプ・テテフのダブルダメージてだすけマジカルシャインでH0D0ガブリアスが168-200 乱数1発 (50%)
構築の軸であるカプ・テテフ。カプ・コケコに対面で有利である点から採用。
エスパーZの採用理由は守られなかった場合確定で1発落とすことが出来、エスパーZを受けることが不可能であるという点から採用。
最速である理由は準速のウインディ、ウツロイド、カプ・テテフに対して上を取りたいから最速にしました。
てだすけエスパーZはフィールドをとってきたカプ・レヒレウインディをワンパンすることが可能な点を評価しています。
適当に削りたいときに打てる全体技のマジカルシャイン、バルジーナのような低速追い風構築やカビゴン、ポリゴン2の変化技を止めたり、相手に守らせないで高火力技を確実に当てるプレイングが強いと思い、挑発を採用。
カプ・コケコ おくびょう 0-0-0-252-4-252 (145-X-105-147-96-200)こだわりメガネ
カプ・コケコのフィールドこだわりメガネ エレキボール(150ダメージ)でH4D4(236-131)カビゴンが213-252 90.2%-106.7%
カプ・コケコのフィールドこだわりメガネ エレキボール(150ダメージ)でH252D12ギガイアスが183-216 乱数1発 (75%)
カプ・コケコのフィールド(てだすけ)こだわりメガネ ボルトチェンジでH252D4カプ・レヒレが174-206 乱数1発 (87.5%)
カプ・コケコのフィールドてだすけこだわりメガネ 10まんボルトでH0D0カプ・コケコが132-156 乱数1発 (43.8%)
カプ・コケコのフィールドてだすけこだわりメガネ 10まんボルトでH252D4カプ・テテフが186-219
カプ・コケコのこだわりメガネ 10まんボルトでH252D4カプ・テテフが84-99(前述したフレアドライブ+こだわりメガネ10まんボルトでよい乱数で死ぬ)
カプ・コケコのこだわりメガネてだすけ ダブルダメージマジカルシャインでH28D156(カプ・テテフの臆病ムーンフォース耐え)ガブリアスが: 176ー210 乱数1発 (68.8%)
10まんボルト エレキボール ボルトチェンジ マジカルシャイン
こだわりメガネカプ・コケコです。元々命の珠カプ・コケコを使用していたのですが、あまりにもカビゴンが重いのでメガネエレキボールで処理を図ろうと考えてメガネにしましました。
メガネにした利点としてはてだすけいのちのたまマジカルシャインだと無振りガブリアスが乱数になりますが、メガネてだすけマジカルシャインだと確定になったりフィールド込みボルトチェンジでカプ・レヒレをワンパンできるようになりました。
今回カプ・コケコを採用した理由としては、カプ・コケコというポケモンは相手の処理プランがあらかじめわかっている場合交代でケア出来る点がとてもマッチ向きだと考え採用しました。
実際相手のガブリアスの持ち物がジメンZだった場合は初手から選出しやすくなったりスカーフだった場合はガブリアスと対面したら速攻で引くことでケアできるとても強いポケモンだと思いました。
テッカグヤ いじっぱり 212-148-4-0-68-76 (199-154-124-114-130-91)ソクノのみ
無補正 カプ・コケコのフィールド10まんボルトデンキZがソクノのみ込みで 168-198
補正込み ギガイアスのストーンエッジイワZが 168-198
+1テッカグヤのヘビーボンバーでH0B0カプ・コケコが150-177
テッカグヤのヘビーボンバーでH0B4ガブリアスが91-108(高乱数で死ぬ)
テッカグヤのヘビーボンバーでH252B4ギガイアスが 96-114
ビーストブーストでAが上がるテッカグヤです。
1度Aが上がってしまえばてだすけヘビーボンバーでガブリアスをワンパンしにいくムーブができるのが強いと思いました。
カミツルギへの打点としてのかえんほうしゃ、高打点技のヘビーボンバー、相手のカプ・レヒレのこだわりメガネだくりゅうやガブリアスのこだわりスカーフじしん、いわなだれを意識したワイドガード、縛り解除のまもるで完結。
PT全体でカプ・コケコが重いのでソクノのみ。
ジメンZを受けに行ったりカプ・テテフの攻撃を受けに行くことができ、相手の交換を誘うことができるとても強いポケモンだと思いました。
ポリゴン2 のんき 244-0-236-4-20-0(S0個体)(191-X-154-126-118-80)
アナライズ しんかのきせき
+2無補正ガブリアスのジメンZが160-189
無補正カプ・テテフのサイコキネシスZが153-180
ポリゴン2のトライアタックでH0D0カプ・コケコが60-72
トライアタック れいとうビーム じこさいせい トリックルーム
アナライズポリゴン2です。相手のガブリアスを意識して2段階上昇ジメンZを耐える配分。アナライズである利点はアナライズが発動すれば相手のガブリアスを確実に処理でき、トリックルーム下でもギガイアスのいわなだれとれいとうビームを合わせれば倒せる点が強いと思い特性アナライズで採用。
トライアタックの採用理由は主にカプ・コケコを意識した採用でトライアタック+ギガイアスのじしんでカプ・コケコを処理することが出来、アナライズが発動した場合確定2発で処理することができます。
じこさいせいは相手の物理ポケモンを積ませるために採用。後述するギガイアスのどくどくとのシナジーを考えた採用。
トリックルームは相手の追い風PTに対してや相手の純正トリックルームに対して打つ技。あまり打たないですがないと困る場面が予想されるため採用。
ギガイアス ゆうかん 236-156-20-92-4 (SV個体)(190-192-153-80-112-41)
すなあらし ウイのみ
無補正カプ・テテフのフィールドサイコキネシスZが160-190 乱数1発(6.3%)
-1無補正ガブリアスのジメンZが162-192 乱数1発 (6.3%)
ギガイアスのダブルダメージじしんでカプ・コケコが102-122
最遅オニシズクモ抜かれ
ウイのみギガイアスです。一般的なギガイアスはイワZを採用していますが、PTの軸であるカプ・テテフと同時選出をする場合が多いのでZ以外のアイテムで考えて、相手の技に対して受けだしをすることが多いので半分回復の実を採用。
一致打点で困ったら打てる技としていわなだれ、相手のウツロイド、ジバコイル、トゲデマルがどうしても重く、前述したポリゴン2のトライアタックとじしんでカプ・コケコを処理するプランが取れるのでじしんを採用。
どくどくは相手ののろいカビゴンやポリゴン2に詰められることが多かったので採用しました。
ポリゴン2の再生と毒で詰めるプランをとることが可能です。
メジャーな構築に対する選出と立ち回り
特に選出を決めていなくて柔軟な選出ができるのがこのPTの強みだと思っています。
選出するときに考えていたことについては
相手のPTにウツロイドがいたら後発にテッカグヤかギガイアスを置いたり、ガブリアスがいたら地震が一貫しないように裏にテッカグヤを置くか初手にポリゴン2を出す、カプ・テテフがいたらできる限りテッカグヤを選出する。ギガイアス入りにはギガイアスを合わせる、カビゴン入りにはカプ・コケコを選出する、程度でしょうか。
先発はウインディカプ・コケコ、ウインディカプ・テテフ、カプ・テテフテッカグヤ、ポリゴン2カプ・テテフが多かったと思います。
雨PTにはギガイアスカプ・コケコもしくは裏選出を読みに行きます。
ギガイアスとポリゴン2はギガイアスの技構成がトリックルームをしたところで制圧できる技構成、持ち物ではないので余りセットで出さずに単品で出す場合が多かったです。
立ち回りはカプ・テテフを選出する場合はサイコキネシスZをうまく当てられるかという点が重要だと思っています。
相手のPTにベトベトンがいる場合とかは初手隣が守りながらベトベトン引きが予想されるのであえてマジカルシャインを打ったりテッカグヤが裏にいると予想をして安易にサイコキネシスZをウインディ方向とかに打たないとかを意識します。
ウインディのおにびはカプ・コケコのボルトチェンジが予想できる場合交代先に出てくるであろう物理ポケモンに対して効果的に機能することが多いので積極的に読んでいきます
- 印象に残った試合の立ち回り解説
配信台で写ったりょうこん選手との試合の解説をさせていただきます。
りょうこん選手のPT
ウインディ ガブリアス カプ・コケコ カプ・テテフ テッカグヤ カミツルギ
選出段階で考えていたことは鋼2枚+ガブリアスが入っているのでポリゴン2+ギガイアスの選出では崩しにくいと考えました。
ギガイアスは選出しない方向で考えてポリゴン2が相手のガブリアス以外にはあまり強くないのでどうしてもポリゴン2を出さないといけない場合以外は出さない方針で考えました。
相手としてはこちらのPTはガブリアスの通りがいいとわかるのでガブリアス、テッカグヤに強い駒を用意したいはずなのでウインディorカプ・コケコ、カプ・テテフに強い駒を用意したいので鋼2枚の内1枚が選出されることは予想出来ていて、ウインディ、テッカグヤがPT内にいるので相手の選出としてカミツルギを選出する優先順位が低そうだと考えました。
この場合こちらのPTに対して有利な選出はカプ・テテフウインディ、カプ・コケコガブリアス、カプ・コケコウインディのどれかだと考えカプ・コケコウインディ先発テッカグヤカプ・テテフ後発と決めました。
1試合目
1T カプ・コケコ ウインディ 対面カプ・テテフ ガブリアス
特性順はカプ・コケコ→カプ・テテフ→ウインディ
こちらのウインディのSが126なので相手のカプ・テテフがこだわりスカーフではなく、HBこだわりメガネでもないと考えました。
こちらから予想できる一般的な選択肢としてはマジカルシャイン+てだすけ、ウインディをテッカグヤに引きながらカプ・コケコはまもる、10まんボルトZ+てだすけが予想できる。
ガブリアスがこだわりスカーフだった場合相手としてはカプ・テテフがまもる+じしんを打つことによりこちらの2匹が大きく削らされてしまい、そのターンにガブリアスを処理出来なかった場合カプ・テテフ交代テッカグヤからガブリアスのじしんを打たれることでこちらが常に不利な盤面になってしまうためてだすけ+マジカルシャインを選択しました。
相手側としてはカプ・テテフを動かしてしまうとこちらのカプ・コケコがボルトチェンジを使用してカプ・コケコを削ることができず、フィールドが張り替えられてしまう、カプ・テテフ方向へ電気技を打つ選択肢もこちらにはあるのでテッカグヤ交代は出来ないと考えまもると予想しました。
相手の選択はカプ・テテフまもる ガブリアスはじならしを選択して、ガブリアスを7割程度削りました。
この時点で相手のガブリアスがとつげきチョッキをもったじならし持ちだと判明し、相手側はダメージ量からこだわりメガネ持ちのカプ・コケコ、ウインディがとつげきチョッキ、こだわりはちまきを持っていないとわかりました。
2T
ガブリアスがどくづきをカプ・コケコ方向、カプ・テテフがウインディにサイコキネシスを選択されるとこちらは2匹を失うかつ、裏のテッカグヤとカプ・テテフだと相手のテッカグヤの処理が困難なのでカプ・コケコは引きながらウインディは守るを選択しました。
相手の選択はカプ・テテフがサイコキネシスをウインディ方向+ガブリアスはウインディに交代してきました。
こちらのテッカグヤの交代が予想でき、カプ・コケコがこだわりメガネだとわかっていたためガブリアスを交代し、ウインディが突っ張ったとしても処理できるであろうサイコキネシスを選択だと思います。
3T
上手く合わせられてしまったが、カプ・テテフ、ウインディ、ガブリアスという選出からカプ・テテフの一貫性を切るために裏がテッカグヤが濃厚だとわかり、
このターンにウインディを切りながらカプ・テテフを召喚できればテッカグヤとカプ・テテフで両方縛れている状態ができるので、テッカグヤは守る+ウインディはカプ・テテフ方向にフレアドライブを選択
相手の選択はてだすけ+サイコキネシスを選択しウインディを処理。
ウインディがてだすけを所持していることを確認出来たのでエスパーZで縛ることが可能だとわかりました。
前述したカプ・テテフのエスパーZ+ヘビーボンバーで縛ることは一見可能ですが、相手もそれを理解していると考えるとウインディはまもるorエスパーZをガブリアスで受けに来るだろうと考えました。
カプ・テテフは裏のカプ・コケコのフィールドを書き替えるために温存するために引くことも考えられましたが、万が一突っ張ってきてカプ・テテフを削られるとあまりよろしくないのでヘビーボンバーを選択。
相手の選択はカプ・テテフをテッカグヤに交代、ウインディはまもる
守る読みが通ってガッツポーズをしたものの裏からテッカグヤが出てきてなんとも言えない感情に。
たべのこしが発動せず、半減の実か半分回復木の実を予想しました。
5T
相手はここでウインディを失ってしまうとテッカグヤの処理が困難だと考え、ウインディがどちらかに引いてエスパー技を受けてヘビーボンバーをカプ・テテフ方向だと考え、カプ・テテフはまもる、テッカグヤはカプ・コケコに引きました。
ウインディに突っ張られた場合負けな盤面でしたが、ガブリアスがとつげきチョッキを持っている、ウインディがてだすけ持ち等の情報が割れているため、
この試合は落としてもよいと判断しました。
相手の選択はテッカグヤがテッカグヤ方向にかえんほうしゃ、ウインディはカプ・テテフに交代。
6T
10まんボルト+何かの集中攻撃でどちらかが落ちる場面。こちらの負け筋はカプ・コケコを失ってテッカグヤが突破できないという点が負け筋だと考えていて、相手がカプ・コケコに集中攻撃をしたと考えてこちらのカプ・コケコが10まんボルトをテッカグヤ、カプ・テテフがマジカルシャインを選択していた場合こちらのテッカグヤの処理が面倒くさくなるのでテッカグヤは守り、カプ・テテフはカプ・コケコへの攻撃を予想した動き。
相手の選択はまもる+カプ・テテフを動かす。
7T
相手の死に出しからガブリアス
ウインディのしんそくでカプ・コケコを縛ってくると考えていたが、予想とは違ったガブリアスを出してきましたた。
テッカグヤ方向への10まんボルトは後ろのウインディで受けてしまうとこちらのカプ・テテフの攻撃の圏内に入ってしまうので絶対通ると思って10まんボルトをテッカグヤ方向、サイコキネシスだとHP量的に耐えられる可能性が高かったのでマジカルシャインを選択。
相手のガブリアスがじならし+とつげきチョッキであったので最速ではなく準速カプ・テテフ抜き程度まで抑えている可能性もあったためこの選択。
逆にテッカグヤがウインディに交代、ガブリアスがカプ・コケコを殴ってきた場合最速だったら負けだったのでこの選択が正解択だと思っていました。
相手の選択はワイドガード+じならし
予想した通りガブリアスがカプ・テテフより遅く、テッカグヤが半減の木の実を所持していました。
サイコキネシスでは足りなさそう、マジカルシャインを前のターンに打っていてムーンフォースを切っているという読みからワイドガードを選択していて、地ならしを受けてしまい上手くやられたといった感じでした。
8T
後ろにウインディがいてカプ・テテフのSが下がってしまった以上どうしようもない盤面になってしまったのでこの後のターンは相手の情報を割ろうと考えていました。
割りたい情報としてはじならしを食らった状態でカプ・テテフがテッカグヤを抜いているか、相手のテッカグヤのビーストブーストでどのステータスが上がるか、という情報を割りに行きました。
相手の選択は炎のキバ+かえんほうしゃをテッカグヤ方向。
りょうこん選手はビーストブーストで何が上がるのかを隠したかったのであえてカプ・テテフを処理しなかったのでしょう。
相手のガブリアス→自分のカプ・テテフ→相手のテッカグヤ→自分のテッカグヤの順番で動いたのでSラインは102辺り(S-2減少でカプ・コケコが抜けるライン)に設定していると考えました。
ほのおのキバの所持からドラゴンクロー、じならし、じしん、ほのおのキバという技構成を想定してどくづきは切っていると考えました。
9T~10T
負け確なので時間を使って次の試合のことを考えていました。
2試合目
相手はガブリアスカプ・テテフ選出で有利に立ちまわっていたためガブリアス+カプ・テテフ、後発テッカグヤ+相手のテッカグヤを見れるウインディorカプ・コケコが選出されると考えました。
相手のガブリアス+カプ・テテフ選出に対して出し勝つことができる先発はテッカグヤ+カプ・テテフだと考えて、後発はこちらのカプ・テテフに有利が取れるテッカグヤに有利であるウインディ、相手の先ほどの選出が電気の一貫性が高かったのでカプ・コケコを選出しました。
1T
テッカグヤ カプ・テテフ 対面 ガブリアス カプ・テテフ
予想通りカプ・テテフガブリアス
特性順はこちらのカプ・テテフが先に発動していて、前の試合でもこちらのカプ・テテフが6T目に先に動いていたので準速であると判断しました。
相手のガブリアスがチョッキであるためサイコキネシスとヘビーボンバーの集中で交代されたとしてもアドバンテージが取れる、こちらのテッカグヤがいることにより相手のカプ・テテフが動かしにくいはずなので守るorテッカグヤ交代を考えてカプ・テテフを狙いませんでした。
相手の選択はカプ・テテフがエスパーZ+ガブリアスがほのおのキバをテッカグヤ方向に集中
1試合目でまもるじならしの動きを見せているのでカプ・テテフは動かないであろう、1試合目でテッカグヤが耐久にがっつり振っていないと判断したので集中攻撃で落とせると考えた選択だと思います。
さめはだダメージ込みで自主退場してくれたのでとてもやりやすかったです。
ガブリアスには9割ほどのダメージ。
2T
こちら死に出しからカプ・コケコ
一見マジカルシャイン+10まんボルトをカプ・テテフ方向が安定択に見えますが、相手もそれがわかっているのでガブリアス方向からウインディorテッカグヤを出してカプ・テテフがまもるを使用したのちうまい具合にサイコフィールド下でカプ・テテフ+テッカグヤを並べられるとこちらの負けになるのでそれを読んでガブリアス方向に10まんボルト+ガブリアスが交代しなかった時の保険にマジカルシャイン。
カプ・テテフが突っ張って攻撃してきたとしてもエレキフィールド下なのでどちらも死なないと判断して動かしました。
相手の選択はガブリアスがウインディに交代してカプ・テテフはまもる。
ウインディが9割ほど削れてオボンのみが発動し、マジカルシャインがウインディに微量ダメージ
3T
エスパーZを消費したカプ・テテフを集中攻撃する理由が余りなく、むしろウインディに地ならし等の技を打たれると困るのでウインディにサイコキネシスは確定、こちらのカプ・テテフの攻撃の圏内に入れたかったので10まんボルトをカプ・テテフ方向。
相手の選択はウインディがてだすけ カプ・テテフがカプ・コケコ方向にサイコキネシス
ミリ耐えしましたが、カプ・コケコを失ったところで特に問題はないと思っていました。
4T
相手死に出しからテッカグヤ
なんとしてでもカプ・テテフを倒したかったのでカプ・テテフ方向にサイコキネシス、カプ・コケコは10まんボルトのこだわり状態を解除したかった+威嚇でテッカグヤの攻撃を耐えようと思ったのでウインディに交換しましたが、そもそもテッカグヤが僕が使っているようなAが上がるいじっぱりの個体だった場合威嚇込みでも乱数で死ぬのでここのプレイングはプレミだったと思います。
正解択は10まんボルトをテッカグヤ方向、カプ・テテフはまもるを選択すれば通った場合ウインディのフレアドライブ圏内に入り、まもられてカプ・コケコが処理された場合エスパーZ+フレアドライブを打つことによりテッカグヤが交代した場合はエスパーZがガブリアスに通ってフレアドライブが隣のカプ・テテフに通り、テッカグヤVSウインディカプ・テテフの対面になります。
仮にテッカグヤがガブリアスに交代して10まんボルトを受けられた場合はマジカルシャインで両縛りしているのでこれが正解だと思います。
相手の選択はカプ・テテフは動かし、テッカグヤはヘビーボンバー急所でカプ・テテフを処理、Aが上がる。
マジカルシャイン フレアドライブをガブリアス方向へ安定択です。ワイドガードを打たれたとしてもフレアドライブでガブリアスを処理してしまえば相手のテッカグヤの型がこちらのウインディを突破できない型なので安定択でした。
無駄にうまぶって10まんボルトを打っていますがリスクを考えるとマジカルシャインでよかったと思います。
相手の選択はテッカグヤがワイドガード ガブリアスがいわなだれ
3試合目
2試合目の選出がテッカグヤカプ・テテフだったので対抗できる選出として、カプ・コケコカミツルギ選出を予想してウインディカプ・テテフ先発、ポリゴン2ギガイアスを選出する意味を特に感じなかったので後発はテッカグヤウインディにしました。
1T
特性順はカプ・コケコ→カプ・テテフ→相手のウインディ→自分のウインディ
選出予想を外したが、先発カプ・コケコにカプ・テテフを合わせることができたのでまあ悪くない盤面だと思いました。
裏はガブリアスが選出されていると考えて残りはカプ・テテフの一貫を切るためにテッカグヤだと予想しました。
ここまで選出されなかったということの意味を考えると持ち物はデンキZだと考えててだすけデンキZでカプ・テテフが処理される場合やこだわりメガネボルトチェンジでカプ・テテフを削りながらガブリアスを出されると困るのカプ・テテフはまもる、ウインディはフレアドライブでカプ・テテフのマジカルシャイン圏内に入れたかったのでカプ・コケコ方向にフレアドライブ
相手の選択はてだすけデンキZをカプ・テテフ方向に
こちらの思惑通りZ技を守りカプ・コケコを4割程度削ることに成功しました。
2T
フィールドを取っていて持ち物がないカプ・コケコを攻撃する理由が特になく、ウインディがテッカグヤに交代されても良いダメージが
入るのでエスパーZてだすけサイコキネシスをウインディ方向に打ちました。
相手の選択はウインディまもる カプ・コケコはガブリアスへ交代
貫通ダメージが急所に入ったのでサイコキネシス圏内に入ったのでかなり有利な盤面に
3T
前のターンにウインディがまもるを使用したのでじしん(じならし)が打てる盤面ではないのでサイコキネシスを受ける+じしんを打つ盤面を作るためにウインディをテッカグヤに引いてくると考えこちらもテッカグヤを合わせようと考えて炎技が打たれないであろうウインディ方向からテッカグヤに交代し、カプ・コケコのてだすけマジカルシャイン圏内に入れたかったのでサイコキネシスをガブリアス方向へ
相手の選択はガブリアスがじならし ウインディをテッカグヤへ交代
4T
1試合目でじならしを受けたカプ・テテフがテッカグヤを抜いていたので相手のガブリアスはカプ・テテフを倒す動きであるじしんを打ってくると予想でき、カプ・テテフを残したところで相手のカプ・コケコに縛られてしまうのでカプ・テテフを切りながらテッカグヤはガブリアスをヘビーボンバーで攻撃。
相手の選択はガブリアス じしん テッカグヤはこちらのテッカグヤへかえんほうしゃ 4割ほど削る
こちらのテッカグヤのヘビーボンバーでガブリアスを4割ほど削る
5T
こちら死に出しカプ・コケコ
カプ・コケコを出すことでワイドガード+10まんボルトとボルトチェンジとマジカルシャインを匂わせる動きをして、相手の後手後手の動きを図りたかったのでコケコを即交代してテッカグヤがヘビーボンバーでガブリアスを処理する動き。
相手の選択はガブリアスがほのおのキバ ヘビーボンバーをカプ・コケコ方向に集中
ビーストブーストでテッカグヤのAが上昇
6T
相手の死に出しカプ・コケコ
相手の残ったポケモンを考えるとウインディ、テッカグヤなのでこちらのウインディの処理はカプ・コケコでしないといけないと考えるとウインディを処理する動きをしてくると考えてまもる、テッカグヤはソクノのみなので10まんボルトを耐えるし、倒されたとしてもカプ・コケコを召喚することができ、ウインディはカプ・コケコの持ち物無し10まんボルトは耐えるのでヘビーボンバー
結果10まんボルトをウインディ方向、テッカグヤはウインディに交代
相手がテッカグヤがビーストブーストした能力を勘違いしたため威嚇でケアをしようと考えた動きだったがそのままカプ・コケコを処理
7T~
相手のテッカグヤがやどりぎのタネを切っていて、ウインディを処理する動きが困難なのでこちらはテッカグヤorウインディのどちらかを切りながらカプ・コケコで処理すればよいので適度に攻撃をしゲームセット。
- 総括
今回はバトルロードグロリア3位、PTをパクったげべぼさんがベスト16に入ったという構築ビルダーとしては上出来な成績を収めることができました。
今回使ったスタンPTは立ち回り依存度が高いが使いこなせれば一級品だと考えているので是非参考にしてみてください。
実績レート2052→1900台まで下降、バトルロードグロリア2017 3位