JC2015 使用構築
<PTが出来た経緯>
このPTは原案者であるげべぼくんが1月頃から持ってきて、コンセプトとしてはボーマンダでトリックルームの障害になり得るニンフィアやモロバレルを処理してからトリックルームをし、鋼2枚で制圧するという形になっていました。
ボーマンダ自身がガルーラより早く、手助けを絡める事により、多くのポケモンを縛る事が出来るという理由から採用しています。
初期段階としてマンダドランゴチルナットクチートガッサというPTでした。
この段階ではクチートを余り選出しない点とリザードンに強いモンスターがボーマンダ(この段階ではヒードランが原子の力を持っていない)しかいない、トリックルームしてからの鋼2枚が格闘タイプに弱いという点がありました。
なので、クチート、ガッサを抜き、ニンフィア、サザンドラを入れました。
このPTでINCに潜りましたが結果は余り良いものではありませんでした。
この形だとギルガルド、キリキザンをサザンドラに一任しているため、サザンドラが選出出来ないPT等に勝てない。ニンフィアのアイテムが精霊プレート(ヒードランが珠を持っている為持たせるアイテムがそれくらいしかなかった)であり、トリックルームをした後の手助けハイパーボイスの火力が足りない。マンダサザン以外のポケモンがリザードンに弱く、リザードン+ゲッコウガ等というPTは目も当てられないようなPTだったので、少しの間このPTを放置していました。
ヴィクトリアリーグを終え、出場した自分はポケモンのモチベーションが高まり新たなPTを作ろうと模索していました。
とりあえず、ヴィクトリアリーグ3位のScarさんのサナバレルというPTをshowdownで回していた所、突撃チョッキを持ったマリルリがギルガルドに強い、ヒードランが打つ原子の力がリザードン入りの構築への解答になっている事に気が付きこのPTを再構築しました。
窓で色々ポケモンを考えていた眠さんとshowdownでフレ戦をしていなかったらこのPTは完成していなかったと思います。
<PT紹介>
ゴチルゼル @メンタルハーブ 性格:生意気
H236 B20 D252
技:悪の波動 手助け 守る トリックルーム
ゴチルゼルの採用理由として初手にボーマンダとゴチルゼルを出し相手の物理ポケモンをロックしつつ手助けを絡めて相手を倒したり、トリックルームをしてこちらの優利な盤面を作るポケモンです。
ゴチルゼルを置いておくだけで、こちらのボーマンダが威嚇が通らずに高火力を放つことができるというコンセプトでありました。
悪の波動?と思う方はいらっしゃると思いますが悪の波動の採用理由はギルガルドの身代わりが確定で壊れる、ブレードフォルム状態のギルガルドに悪の波動を打つと6,7割削れるという理由から採用しました。実際悪の波動を打つ場面は多く、大活躍する技でした。
HDはギルガルドの前で突っ張ってトリックルームを打つ場面が多かったので、この配分で間違いではないと思います。
メンタルハーブはボルトロスの挑発を受けてトリックルームを止められる、アンコールを打ってくるエルゲン等の解答になっています。
ボーマンダ@ナイト 性格:陽気
H4A252S252
技:八つ当たり 捨て身タックル 瓦割り 守る
ボーマンダというメガ進化をするとBの種族値がかなり上がり、威嚇込みで相手のガルーラの冷凍パンチを大体耐える事が出来、こちらは手助け八つ当たり、捨て身タックルで高火力の押しつけをする事が出来ます。
八つ当たり、捨て身タックル両採用の理由として八つ当たりで倒せないポケモンがいる時に捨て身タックルが欲しくなり、捨て身タックルではなく八つ当たりで足りる状態で捨て身タックルを打って反動をくらった後自身の高耐久を生かす事が出来ず
弱いと思い両採用に至りました。
羽休めを入れていた時がありましたがそんな事をしているより、殴っていた方が強いという結論に至りました。
瓦割りはキリキザン、ヒードランに打ちます。地震はPTに浮いているポケモンが居ないので不採用です。
ニンフィアUUUVU0個体(めざ地面最遅)@拘り眼鏡 性格:冷静
224-0-32-252-0-0
トリックルームを打った後に手助けハイパーボイスで大体のポケモンを倒すことができます。Dの種族値が高い為特殊ポケモンの並びに対して出して行きハイパーボイスを打ち込んでゆきます。
ニンフィアはボーマンダが苦手とする雨、ボルトロス、サンダー、スイクン、クレセリアを見る事が出来るのでこの選択は間違えではなかったと思います。
ヒードラン@シュカの実 性格:冷静V-0-V-V-V-0
196-0-0-252-60-0
C:手助けオーバーヒートで181-120のメガガルーラが確定
火炎放射 大地の力 原子の力 オーバーヒート
ヒードランというポケモンは耐性、範囲の広さから採用に至りました。このポケモンはニンフィアがダメージが期待できないクチート、ギルガルド等の鋼タイプ、リザードン、ファイアローを見るという理由がありました。
シュカの実はヒードラン対面で勝つ為、ランドロス対面に臆せず殴る事が出来る為、採用しました。
マリルリ@突撃チョッキ(最遅個体)性格:勇敢
252-252-0-0-4-0
滝登り アクアジェット 叩き落とす じゃれつく
ギルガルドに強いポケモン、というポケモンで悩んだ所サザンドラとこのポケモンが出て、結局トリックルーム下で殴れて叩き落とすでブレードフォルムを殴り殺す事が出来るこのポケモンを採用しました。
じゃれつくの枠ですが馬鹿力にしていた時もありましたが余りガルーラと対面して打つ場面が少なく、ABが下がるというデメリットも生じる、ニンフィアを出さない時にきついマンダやガブを殴る枠として採用する事が出来ました。
キノガッサ@気合の襷 性格:陽気
0-252-4-0-0-252
マッハパンチ キノコの胞子 種マシンガン 守る
キリキザン性能を持ちつつギルガルドに強く、ゴチルゼルと並べてロックしながら胞子を打つという行動が出来ます。
キノガッサを採用していなかった段階ではスイクンや、トリトドン、クレセリアといった高耐久で氷打点を持ったポケモンに苦労をしていたのでこの選択は間違えていませんでした。
<大会を通して>
2ROM使用して1700手前までは行くことができましたが、ボーマンダの裏からニンフィアを出すという行動をかなりの頻度で行う為、冷凍ビームや冷凍パンチが被弾し、凍り負ける、電磁波を受けしびれるという運負けをする事が多々ありました。やはりトリックルームを使用するPTはある程度覚悟して岩雪崩や冷凍ビームを受けなければいけないと思いました。
後、メタを張る対象を少し間違えたと自分自身思っています。
トップメタはガルーラではなく、バシャキザンやサーナイト、トリルバクーダ、ボーマンダ、滅びだと考え構築を考えていましたが、蓋を開けてみればガルーラ、バンドリマンダで湧いている状況でした。相性が悪い訳ではないのですがもっとガルーラを瞬殺できるギミックを加えるべきでした。例えばキノガッサを持ち物を命の珠(陽気手助け珠マッパで耐久振りガルーラが大体死ぬ)とかですね。
この構築で一番きついドーブルは余りいませんでした。1勝1敗ですが。
私個人として、環境が読めなかった理由として大規模オフが少なかった事だと思います。
去年のカロスダブルではmasaさん主催のバトルロードグロリアが開催され、1ヶ月に数回はオフがある状況でしたが、今年は余り無く、環境を読み切る事が出来なかったというのが読めなかった要因だと考えています。
来年はメタを読み切った強いPTを組もうと思います。
構築の原案を作ってくれたげべぼ、構築を一緒に練ってくれたワイルドさん、眠さんありがとうございました。
最高レート1764