PJCS2023 TOP4
【構築経緯】
1.軸の選定
・優秀なタイプ ゴーストタイプを持っていることで神速猫だまし無効、不意打ちも等倍に抑える等先制技に耐性がある
・種族値 高い特防により特殊ポケモンでの一撃処理は基本不可能、物理方面は紙だが耐久に努力値を施せば弱点以下の技を耐えることが出来先制技に耐性があるタイプなので1回以上の行動が可能
・素早さが同族とテツノツツミ以外の上から行動することが出来る、スカーフ等を採用して上から攻撃しようにもSブーストカミも存在しているため構築を組むにあたり拘りスカーフを積極的に採用し辛い点もこのポケモンの強さだと考えている
・テラスタル無しで有利取れているポケモンがしかいなくこれらのポケモンの特徴としてハバタクカミ以外にはそこまで強くないという認識があったためこれらのポケモンに対して圏内まで押し込むまで対面しないようにする、そもそも選出せず他のポケモンで対処出来る様工夫をすれば問題ない
・イーユイ+ハバタクカミにテラス込みで有利取れる、いるだけで相手の初動にハバタクカミを選出し辛くすることが出来る
・高い耐久から一回以上は確実に行動出来、どんなポケモンに対して半分削れるカタストロフィがテラス環境では非常に強い
・テラスタルは基本的には満タンのポケモンに切りたいがディンルーと対面して強いテラスの切り方があまりない
・カタストロフィの削りとハバタクカミの通りの良い攻撃との相性が良い
以上の点からこの2匹はどんなことがあっても使うと決心して構築を作成
2.迷走
2匹できついポケモン、並びとして
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上記のポケモンを考えて構築を組む。2匹は早い段階で決まったので残り4体を色々考えてたがいまいちしっくり来ない、挙句の果てに登録前日にシャルナークに泣き寝入りする羽目にまでなる
そんな時に友達のこげぱんが「じーんさんは欠伸とかのコントロール系統が向いてると思う」
この一言でヘイラッシャから考えることに
韓国でのオンライン全国大会で1位をとっていたこの構築を使ってヘイラッシャが強いことを理解していて単ラッシャの崩し方が分からなかったので自分で使うことにした
・ヘイラッシャに対して有効な攻撃テラス(草テラバーストや火力上げテラスタル)を切ると裏の高速アタッカーで回収される、テラスタルを温存しようにも水単タイプの倒し辛い所からとんでくる欠伸でアドバンテージを稼がれる動きが余りにも強い
・挑発で対応しようにも鈍感の場合対策になっていない、積技で対応しようにも天然の場合対策になっていないという点等クローズシートBo1で強い要素が余りにも多かったため採用した
・カイリューが弱点で被弾する攻撃へのクッションとしてのヘイラッシャとの縦の相性が良い
・並みの耐久のポケモンを半分削れる鉢巻神速とカタストロフィの相性の良さ
・素早さ操作技を採用しないPTにおいてS操作を無視した神速との相性を評価して採用
・Cレギュレーションにおいてカイリューはノーマルテラスタルが一番強い、又ノーマルテラスタルを採用するに当たって神速をゴーストテラスタルで透かしてくるポケモンに対して不意打ちで圧を駆けられる
・Sブースト以外でハバタクカミと同速以上を取れる、ヘイラッシャが苦手なカイリューに対して強いパオジアンを採用
3.補完枠
この5体でまだきついと感じていた
に対して強いポケモンとしてイーユイとテツノカイナとの選択でイーユイを選んだ
どちらも強いポケモンという認識だったが選んだ理由として
・テラスタル無しでモロバレル、ワタッコにかなり有利がついている
・パオジカイリューに対してゴーストテラス+鬼火で対策になり得る経験があった、
・コノヨザルにはこれでもまだ不利ではあるが勝負にはなる
・特性の災いの玉によってハバタクカミを更に強く使うことが出来、ハバタクカミへのストッパーとしてのディンルーを無理やり突破することが出来る
という部分を買い採用した。
完成!
追い風等の高速系統→ディンルーラッシャ 中低速のPT→パオカイイーユイカミ
のようにどの素早さ帯のPTに対してもプレイング勝負になる点が強みだったなと振り返った時に感じた
【個別解説】
性格:臆病
実数値:146-*-84-183-156-183
努力値:124-*-68-220-4-92
テラスタイプ:水
特性:こだいかっせい
持ち物:ブーストエナジー
・陽気パオジアンのアイススピナーを最高乱数以外耐え
・臆病ハバタクカミの眼鏡シャドーボールを災い状態で最高乱数以外耐え
ヘイラッシャの隣に置くに辺り欠伸での盤面操作をしながら火力を捻出して欲しい点からC活性で採用
素早さはイッカネズミ抜きを意識したS180付近のハバタクカミが環境的に多く存在したのでそれらを抜けるよう183まで振った
bo1形式のハバタクカミは守れた方が強いという考えがあったので拘り眼鏡では採用せず
守る欠伸→身代りのムーブで不利なポケモンに対しての勝ち筋となり得る点を買って身代りを採用 モロバレルに強くなれる点も嬉しい
ムーンフォースの採用理由はテラスタイプが耐性テラスの採用のため相手のポケモンを倒し切ることを意識しマジカルシャインよりも単体に対して一番ダメージが出るムーンフォースを採用 シンプルに威力95で3割Cダウンは壊れ技ではある
テラスタイプは水。鋼技で処理を図ってくる辺りに対して1ターン貰える点を評価して水テラスで採用、イーユイの炎技にも耐性を持てるのは偉い
Bo1形式においてハバタクカミのテラスタルはフェアリーよりも耐性変化の方を評価していた
ハバタクカミは適当に使っても強い=最適解を見つけるのが難しいポケモンだったと思っている
性格:意地っ張り
実数値:262-154-146-*-120-68
努力値:252-76-4-*-156-20
テラスタイプ:毒
特性:わざわいのうつわ
持ち物:オボンのみ
技構成:じしん ヘビーボンバー カタストロフィ まもる
・地震で無振りイーユイを確定一発
・臆病ハバタクカミの命の珠=Cブーストフェアテラムンフォを確定耐え
パオジアンやカイリューと隣に並んだ時に強い地震採用、カミイーユイに対して読み合いにならない全体技としての評価 頻繁にヘイラッシャを巻き込んだ
守るは特殊ポケモンと対面するまでは生きていて欲しく、物理ポケモンでディンルーの突破を図ってくる相手に対して有効だと考え採用
ステルスロックはそもそもディンルーヘイラッシャを軸としているPTではない、ステルスロックを打つ1ターンよりカタストロフィを打った方が強い場面の方が多かったので採用せず
どんな相手とも打ち合ってほしいのでオボンのみにし耐久方面もH振りから考え欲しいAとDを確保した形
Sに関してはアルカナさんの説得により20振り
モロバレルを意識した挑発を採用するか最後まで迷ったがイーユイの持ち物を防塵ゴーグルにすることで挑発不採用に
テラスタイプは突撃チョッキを持っていない関係上相手のハバタクカミには強いテラスタルにしたい、苦手なキラフロルに対しての毒びし回収&キラースピンでの毒回避を意識し毒テラス
性格:意地っ張り
実数値:189-199-116-*-121-114
努力値:180-212-4-*-4-108
テラスタイプ:ノーマル
特性:マルチスケイル
持ち物:拘り鉢巻
・マルチスケイル状態でアイススピナーを乱数で耐える確率が上がる数値
・バンギラス抜き
切る理由を考えるのが難しい神速、相手のPTにフェアリータイプがいない時に打ち得になる逆鱗
混乱や対象がランダム等のデメリットはあるがディンルーヘイラッシャみたいな硬いポケモンの突破口となり得る点、リスクを鑑みても飛行テラバースト以上の火力で攻撃出来る部分を高く評価した
逆鱗が止まった場合の引き先となり得るポケモンとしてヘイラッシャやディンルーを採用している点も大きい
ギャラドスやヘイラッシャに有効な雷パンチ ゴーストテラスタル群に対して有効になり得るアクアジェット
アクジェは相手のテツノカイナを意識した地団駄と最後まで迷い、どちらも打つ頻度が少なかったのでルーレットで決めた
地団駄だったら優勝していたかもしれません
飛行テラスタルではない理由として鉢巻災いノーマル神速のリーチの高さ、氷等倍等の耐性の強さを買ってノーマルテラスタルで採用
素早さはギャラドスとノーマルテラスカイリューの上を取れると強いと考えたため近い数値にバンギラスがいたのでそこまで振った
性格:陽気
実数値:155-172-101-*-85-205
努力値:0-252-4-*-0-252
テラスタイプ:ゴースト
特性:わざわいのつるぎ
持ち物:気合の襷
技構成:つららおとし ふいうち せいなるつるぎ まもる
気合の襷以外の型を模索したが合法的にAS振りに出来る点、ハバタクカミに対して強気の行動が出来る点を評価し気合の襷で採用した
つらら落としはゴツゴツメットに振れない点、3割で怯む部分と命中100パーのアイススピナーと天秤にかけたが同じ様なPTを使っていたげべぼさんに相談した結果
テラスタイプは相手のカイリューの神速やパオジアンの聖なる剣、格闘タイプのドレインパンチを透かす目的でゴースト
火力をあげる悪テラスよりもこれらのポケモンを評価した形
性格:意地っ張り
実数値:257-134-136-*-114-57
努力値:252-12-4-*-228-12
テラスタイプ:草
特性:どんかん
持ち物:たべのこし
技構成:ウェーブタックル ヘビーボンバー あくび まもる
・アイススピナー耐えのハバタクカミをヘビーボンバーで確定1発
・4振りディンルーに対してのウェーブタックルが126-(カタスト込みでほぼ撃破出来る)
ヘビーボンバーは壁コノヨザルのようなコノヨザルに寄せたPTを意識した地割れと悩んだが、本戦にはそこまでいないだろうという点とハバタクカミの処理手段が多ければ多いほど良いのでヘビーボンバーを採用
特性は相手の挑発で止まらない点、又威嚇が効かない点も積極的にウェーブタックルを打ちに行ける部分を高く評価した
天然にしなかったデメリットとして相手の合体ヘイラッシャや剣舞テツノカイナやコノヨザルが厳しくなる点だが、合体ヘイラッシャに対しては鉢巻カイリューの神速とパオジアンの聖なる剣でのごり押しで間に合う、剣舞カイナはそもそもヘイラッシャの前で剣舞を積んでこない、コノヨザルに対してはヘイラッシャを出さないことで解決とした
テラスタイプは草 モロバレル+テツノカイナの並びが重いと感じていたので草テラヘイラッシャ+防塵ゴーグルイーユイで対策とすることにした
ヘイラッシャを処理する草テラバーストや電気タイプ(ロトム等)に対して有効
対モロバレル以外に対しては水タイプの耐性が優秀なため基本的にテラスを切ることはなかったため問題なかった
性格:控えめ
実数値:159-*-121-171-141-134
努力値:228-*-164-4-4-108
テラスタイプ:ゴースト
特性:わざわいのたま
持ち物:防塵ゴーグル
技構成:ねっぷう あくのはどう おにび まもる
・臆病ハバタクカミの拘り眼鏡マジカルシャインを確定3発
・準速ギャラドス抜き
・B余り(パオジの聖剣を耐える)
盤面にいるだけで強いため守れるイーユイが強いと考え守るを採用
鬼火はパオカイを意識した採用 ゴーストテラスを切って鬼火を打つことで相手のパオジアンの不意打ちを無視して行動出来る点が非常に強力
テラスタルはパオカイや格闘タイプを意識したゴーストテラス
持ち物は相手のモロバレルを強く意識したかったため防塵ゴーグル
直前までパオカイを意識したゴツゴツメットと悩んでいたが防塵ゴーグルを採用することでディンルーの挑発を切る理由になり補完枠としての役割を果たすことが出来たと考えている
ゴツゴツメットだったらファイアローの疾風割れてたので優勝していたかもしれません
【あとがき】
自分なりに強いポケモンを強い型で使えた良いPTだったのかなと思っています
来月は日本開催での世界大会、移動等も加味すると最高のコンディションで臨めると思うので頑張りたいです